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仕事・役割のズレ
転職サイトを閉じる理由が、条件ではないことがある
転職サイトを見ることはある。 思いついたように開く。 夜だったり、少し疲れた日だったりする。 勤務地。 年収。 仕事内容。 条件を順に見る。 悪くないと思う求人もある。 今より少し広い選択肢に見えることもある。 でも、そのまま閉じることがある。 ... -
外部メディア・社会の音
終電に間に合ったのに、安堵しない夜
少し走って、ぎりぎりで間に合う。 ドアが閉まる前に乗る。 席はなくてもいい。 とにかく帰れる。 以前なら、その瞬間に少しだけ安心していた。 間に合った。 助かった。 それだけで気持ちが一段落した。 でも、同じように間に合ってもなぜか安堵しない夜... -
身体・感覚の変化
歯列矯正を始めるには、少し理由が足りない
歯並びが気になったことはある。 写真を見たとき。 笑ったとき。 横顔を見たとき。 昔から少しだけ気になっていて、調べたこともある。 歯列矯正。 マウスピース。 期間。 費用。 やれば整うのはわかる。 でも、そこから先に進まないことがある。 やる意味... -
身体・感覚の変化
写真を撮る前に、一度だけ画面を見る癖がつくとき
写真を撮る前に、一度だけ画面を見る癖がついた。構図を整えたいわけでも、写りを気にしているわけでもない。ただ、シャッターを押す前に、自然と画面へ視線が落ちる。 20代の頃は、カメラを向けたらそのまま撮っていた。一瞬の勢いで撮ることが多く、画面... -
人間関係の距離感
家族の連絡が“確認”だけになる時期がある
家族との連絡が、“確認”だけで終わる時期がある。「着いた?」「大丈夫?」「今日はいる?」そんな短いやり取りだけで、会話が閉じていく。 昔はもっと話していたはずなのに、気づけば必要なことだけを交換して終わっている。 会話が減ったわけではなく、... -
生活リズム・時間感覚
同じ駅なのに、降りる意味が変わるとき
同じ駅で降りているはずなのに、その行為の意味が少しだけ変わって感じられる瞬間がある。毎日通っている場所なのに、降りたときの“温度”が前と違う。 20代の頃は、駅はただの通過点だった。降りる=目的地に向かう、という一直線の動きで、そこに余計な意... -
仕事・役割のズレ
優先席の前に立ち、視線の置き場を探している
電車が混み始め、流されるように優先席の前に立つ。 20代の頃、この場所はもっと記号的で、明快な場所だった。座れない場所、あるいは誰かが来ればすぐに動く場所。自分の若さは疑いようのない事実であり、その場所における振る舞いにも迷いはなかった。 ... -
仕事・役割のズレ
会議で一番最後に話すことが増えるとき
会議で、一番最後に話すことが増えてきた。話したくないわけではないのに、気づけば他の人の発言を先に聞いている。その“待ち方”が、以前より自然になっている。 20代の頃は、思いついた瞬間に口が動いていた。順番を気にするより、まずは言葉を出すことが... -
人間関係の距離感
職場を離れた人との距離だけが自然に残る
毎日会っていた人と、会わなくなることがある。 部署が変わる。 転職する。 退職する。 理由はそれぞれでも、ある日から急に日常の中に出てこなくなる。 それまで当たり前だった名前が、予定表から消える。 でも、関係そのものまできれいに消えるわけでは... -
外部メディア・社会の音
見た目に対する関心が、減ったのに消えない
前より、見た目のことを考える時間は減った。 何を着るか。 どの髪型にするか。 どの角度がよく見えるか。 そういうことに、一日の中で使う意識はたしかに少なくなった。 でも、関心がなくなったわけではない。 そこが少し説明しづらい。 以前は、見た目が...