外部メディア・社会の音– category –
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外部メディア・社会の音
政治や社会問題への怒りが、生活の忙しさに薄められる
朝のニュースフィードに流れてくる、政治の不祥事や社会の不条理。それらに対して「おかしい」と声を上げること、あるいは怒りを共有することは、かつてはもっと身近で、義務に近い感覚を伴っていたはずだ。20代の頃の怒りは、自分と社会が地続きであると... -
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広告の中の「理想の大人像」が、自分の親の世代で止まっている
広告の中に出てくる「大人」の姿がある。 落ち着いた服。余裕のある表情。整った部屋。 少し高めの家具。静かな朝。手間をかけた時間。 そういう画面を見るたびに、違和感まではいかないが、少し引っかかることがある。 そこにいる人物は、たしかに大人と... -
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経済誌の「リスキリング特集」が、自分を追い越していく
駅の売店やスマートフォンのニュースフィードで、「リスキリング」という文字を見かけない日はない。経済誌の表紙には、これからの時代を生き抜くためのスキルセットが並び、学び直しに成功した同世代の事例が華やかに紹介されている。それらは極めて正し... -
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雑誌の「一生モノ」というコピーに、残りの人生を思う
雑誌の表紙やウェブメディアの広告で、「一生モノ」という文字が目に飛び込んでくる。高級な時計、職人が仕立てた革靴、あるいは時代に左右されないトレンチコート。かつてその言葉は、未知の大人への階段を登るための、きらびやかな招待状のように見えて... -
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何も決まっていないのに、うまくやったことになっていた
会談の内容を読んでも、正直どこまで決まったのかはよくわからなかった。 ホルムズ海峡への派遣については「できることとできないことを説明した」とだけで、具体的なやり取りは出ていない。 11兆円規模の投資も並んでいるけれど、それがどこまで交渉の結... -
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媚びたのか、賭けたのか
握手の延長というより、先に身体が入っていくように見えた。 ホワイトハウスに到着した高市首相がトランプ大統領とハグを交わす映像を見て、まず少し驚いた。 外交の場であることを考えても、思ったより距離が近かった。 そのあとに続いたのが、「世界中に... -
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夜にニュースを最後まで見なくなる
夜、テレビやスマートフォンでニュースを開いても、最後まで見ずに閉じることがある。冒頭の見出しは読む。大きな出来事も把握する。けれど、その先の特集や続報までたどらず、途中で画面を離れる。 知らなくていいと思っているわけではない。むしろ何が起... -
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終電に間に合ったのに、安堵しない夜
少し走って、ぎりぎりで間に合う。 ドアが閉まる前に乗る。 席はなくてもいい。 とにかく帰れる。 以前なら、その瞬間に少しだけ安心していた。 間に合った。 助かった。 それだけで気持ちが一段落した。 でも、同じように間に合ってもなぜか安堵しない夜... -
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見た目に対する関心が、減ったのに消えない
前より、見た目のことを考える時間は減った。 何を着るか。 どの髪型にするか。 どの角度がよく見えるか。 そういうことに、一日の中で使う意識はたしかに少なくなった。 でも、関心がなくなったわけではない。 そこが少し説明しづらい。 以前は、見た目が... -
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身だしなみが、主張ではなく調整になる
身だしなみという言葉は、昔から意味が変わっていないように見える。 髪を整えること。服を選ぶこと。爪や靴に少し気を配ること。 やっている動作は同じでも、ある時期から、その中にある重さだけが少し変わる。 以前は、何を選ぶかに意識が向いていた。 ...
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